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「がちょうのペチューニア」あらすじと感想

「がちょうのペチューニア」は1月6日生まれの「誕生絵本」です。

表紙のペチューニアが抱えている大きな本が印象的で、どこかユーモラスな雰囲気が漂っていますね

 

この作品、ペチューニアという一羽のがちょうを主人公にした物語で、子どもたちに「知恵」や「学び」の本質を優しく伝えてくれる素敵なお話なんですよ。

 

この絵本は、子供たちに「知恵」や「学び」といった大切な教訓を楽しく学ばせてくれる作品として有名です。

 

作・ロジャー・デュボワザン

訳・まつおかきょうこ

冨山房

1999年

あらすじ 

「がちょうのペチューニア」は、好奇心旺盛ながちょうのペチューニアが畑で本を見つけるところから始まります。

彼女は「本を持っていれば賢くなれる」と信じて、その本をいつも抱えて歩くように。

 

何だか賢くなったと思ったペチューニアは気が大きくなって、他の動物たちの困りごとを解決してあげようとしゃしゃりでます。

周りの動物たちもペチューニアの言うことを信じてしまい、困りごとがどんどん大きくなっていってしまい…。

 

しかし、最後にペチューニアは「本当の知恵」とは何かに気づき、皆で幸せを見つけていきます。

 

感想

この絵本を読んで感じたのは、「知識は持っているだけでは意味がない」ということです。

 

今の時代、SNSから簡単に情報や知識を得ることはできるけれど、それだけ持っていても意味がありません。

ペチューニアのように浅はかな知識だけでは、周りを混乱させるだけです。

 

「知識→知恵」とするには努力と経験が必要だというメッセージはとても大切です。

ペチューニアのように「賢いふり」をするだけではなく、本当に理解し、周りと分かち合うことで幸せが広がるのだと教えられました。

 

この本を読んだら、お子さんと一緒に「何が本当の知恵なのか」を話し合ってみるのも良いかもしれませんね。

 

子どもたちが自分の行動を振り返り、学ぶきっかけになること間違いなしです。

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