「ごちゃまぜカメレオン」あらすじと感想
エリック・カールの「ごちゃまぜカメレオン」は1月10日の誕生絵本です。
エリック・カールといえば、色鮮やかなコラージュが特徴の絵本作家で、『はらぺこあおむし』も有名ですよね。
そんな彼の作品の中でも、自己探求をテーマにしたユニークなこの絵本は必読ですよ!
作・エリック・カール
訳・やぎたよしこ
ほるぷ出版
1978年
あらすじ
カメレオンは動物園で見た他の動物たちの体がうらやましくてたまりません。
「フラミンゴの羽があったら、もっと華やかになれるかな?」
「キリンの首があれば、高いところも見渡せるぞ」
そんな風に次々と欲しがっていると、なんとその動物の体の一部が次々にカメレオンにくっついていってしまいます!
フラミンゴの羽、キリンの首、キツネのしっぽ、ゾウの顔…どんどん姿が変わっていくカメレオン。
まさに「ごちゃまぜ」で元の体の面影が全くなくなってしまいました。
でも、困ったことがひとつ。 大好きなハエを見つけても、今の体では長い舌が使えなくなってしまっているんです!
「もとのぼくにもどれたらなあ!」 そのとき、カメレオンの体はどうなったのでしょうか?
ページをめくるたびに変わるカラフルなカメレオンの姿に、子どもたちも大人も夢中になってしまう絵本です。
感想
この絵本を読んで、みなさんも「自分らしさ」について考えてみませんか?
他の誰かになりたいと思うこと、つい人と比べてしまうこと、きっと誰もが一度は経験したことがあるとおもいます。
でも、このカメレオンが教えてくれるのは「誰かを真似するより、自分らしくいることが一番大切」ということ。
私たちも日々、いろんな選択肢の中で迷ったり、周りの意見に流されそうになったりするけれど、この絵本を思い出して「私は私でいいんだ」と、自分を認める勇気を持てたら素敵だなと思います😊✨
また、この絵本は子どもたちにも「自分らしくいることの大切さ」を自然と伝えてくれるので、親子で一緒に読むのもおすすめです💖