「おおきくなりすぎたくま」あらすじと感想
『おおきくなりすぎたくま』は1月15日の誕生絵本です
1950年代のアメリカを舞台に、少年ジョニーとクマの友情を描いた名作絵本です。
この絵本から、美しい森の描写とともに、「成長」「別れ」「愛情」について深く考えさせられます。
作・リンド・ワード
訳・渡辺茂男
ほるぷ出版
1985年
あらすじ
大きなクマを狩ろうと森に入ったジョニー君が出会ったのは小さなかわいい子グマ。
家に連れ帰った子グマの食欲旺盛なこと、あっという間に大きくなってしまいました。
ジョニー君はお父さんに「森に返すべきだ」と言われて子グマを森に返すことにしますが、なかなか最後の決心ができません・・・。
最後のページで見せるジョニー君の決断は、きっと読者の胸に深く刻まれるはずです。
このお話が描くのは子どもたちが大切なものを守りたいと思う気持ちや、成長に伴う心の葛藤。
ジョニー君と子グマの心温まるエピソードを通じて、小さな勇気がどれだけ大きな変化をもたらすかを教えてくれます。
感想
『おおきくなりすぎたくま』を読んでみて、皆さんも何か大切なものを守りたいという気持ちが湧いてくるかもしれません。
そして、ジョニー君が子グマを森に返すという決断をする過程で、成長とは時に手放すことも必要だというメッセージを感じ取ることができるでしょう。
この絵本は、ただの物語ではなく、子どもたちにとってペットを飼う際の責任や自然と共存することの大切さも教えてくれる貴重な一冊です。
ぜひ、親子で一緒に読んでみてくださいね