「ワニのクロッカス なにができる?」あらすじと感想
「ワニのクロッカス なにができる?」は1月21日の誕生絵本です。
スイートピーさんの農場に住むワニのクロッカスが、自分の役割を見つけるために冒険する物語です。
訳・こみやゆう好学社
2023年
あらすじ
スイートピーさんの農場で暮らすワニのクロッカスは、毎日楽しく暮らしています。
ある日、他の動物たちとそれぞれの役割を話していたら、自分には何ができるだろうと考え始めてしまいました…。
ニワトリさんは卵を産み、ウシさんはミルクをくれる。みんな、農場で大切な役割を果たしています。
でも、クロッカスはというと…?首をかしげるクロッカスに、他の動物たちは「クロッカスはクロッカスでいいんだよ」と優しく声をかけますが、クロッカスはなんだかモヤモヤ…。
その日からクロッカスは、自分の「できること」を探し始めます。
けれど、最初はなかなか見つからず、落ち込むことも。
でも、そんなクロッカスを見守る仲間たちがヒントをくれて――?
優しい農場の仲間たちとともに進む、クロッカスの冒険と成長の物語です
感想
この絵本は、「自分には何ができるのか?」と考えるきっかけになるでしょう。
自分の役割や特技を見つけることの大切さを教えてくれました。
クロッカスのように、自分の可能性を信じていろんなことに挑戦することが大切なんだと気づかされます。
小さな成功や発見が、やがて大きな自信につながることを教えてくれる素晴らしい一冊です。
さらにこの絵本から学んだことは「人と比べる必要はない」ということ。
私たちは、ついつい周りの人と自分を比べて、落ち込んだり、焦ったりしてしまうことがありますよね。
でも、クロッカスは、他の動物たちと比べるのではなく、自分自身と向き合うことで、大切なことを見つけます。
この絵本を読んだ後、もっと肩の力を抜いてみてください。
「もっと頑張らなきゃ」「もっと何かできなきゃ」と、いつも自分を追い立てていたけれど、それって、本当に大切なこと?
クロッカスのように、ゆっくりと自分自身と向き合う時間を持つこと。
それこそが、自分らしさを見つけるための、一番の近道なのかもしれません。