「あきらがあけてあげるから」あらすじと感想
『あきらがあけてあげるから』は4月27日の誕生絵本はす
心温まるストーリーと愛らしい挿絵が特徴のこの絵本は、幼い主人公のあきらが奮闘するは姿に思わず笑顔になれる一冊です
作・ヨシタケシンスケ
PHP研究所
2021年
あらすじ
あきらはチョコが食べたいのに、まだ力が弱いからチョコの袋が開けられません。
「悔しい、ぼくがもう少し大きくなったらなんでも開けてあげるのに」
そう思ったあきらくんは、未来の自分にちょっぴりワクワクしながら宣言します。
「あきらがあけてあげるから!」
そして「あきらがあけてあげるから!」という言葉が物語の鍵となり、あんなものやこんなものまで、どんどんあきらが開ける大冒険が始まります
感想
この絵本を読んだあと、日々の「小さな挑戦」の大切さに気付かされます。
お菓子の袋を開けるというちょっとした行動でも、子どもにとっては大挑戦で大冒険
大人としてはつい当たり前に感じてしまう瞬間を、より丁寧に味わうきっかけになりますよね。
また、あきらの「できることが増えるって楽しい」という気持ちは大人たちにとっても共感できるテーマだと思います
わたしたち大人も、昔は「あきら」みたいに「できない自分」に悔しい気持ちを抱えていたはずなんですよね。
でも、成長って一気に起こるものじゃなくて、
「できない」→「やってみたい」→「やってみた」→「できた!」
…っていうステップを、毎日ちょっとずつ積み上げていくもの
この絵本を通じて、自分が苦手なことやできなかったことに取り組む気持ちを子どもと一緒に楽しむ時間を作ってみませんか?