「しょうぼうしゃ、てんけんよし!」あらすじと感想
『しょうぼうしゃ、てんけんよし!』は5月13日の誕生絵本です
この絵本は、子どもたちが大好きな「のりもののひみつ」シリーズの一冊です。
「しょうぼうしゃ」という言葉を聞いただけで、ドキドキしてしまう子どもたち、多いのではないでしょうか?
赤くてかっこいい車体、サイレンの音、力強く放たれる水…
ところが、この絵本は「火事じゃないとき」の消防車と消防士さんにスポットを当てているのが特徴なんです
消防車の点検の様子や消防士さんたちのお仕事がリアルに伝わってきます
絵・岡本よしろう交通新聞社
2021年
火事や災害から人々を守る消防車。
赤くてかっこいいその姿は、いつ見ても頼もしいですよね!
でも、そんな消防車も毎日しっかり点検をしないといざという時に動けなくなってしまいます
この絵本では、車両の点検をする消防士さんたちの真剣な姿、ホースやはしごのチェック、実際の訓練の様子がたっぷり紹介されています!
「火事のときに大活躍する消防車。でも普段はどこにあるのかな?中身はどんな仕組み?そして消防士さんたちはいつもは何をしているのでしょうか?」 そんな疑問にこたえてくれる、知識がぎゅっとつまった一冊です
感想
この絵本を読んで、一番感じたのは「見えない努力って、すごい!」ということ。
わたしたちは、火事が起こったときにヒーローのように現れる消防車や消防士さんに目を奪われがちですが…
本当のすごさは、その“瞬間”を支えるために毎日行われている地道な準備と訓練なんですよね。
絵本の中では、赤いボディがかっこいい消防車が、毎日きちんと点検されている様子が描かれています。
タイヤの空気圧をチェックしたり、サイレンがちゃんと鳴るか確認したり…
まるで私たちがお医者さんで健康診断を受けるみたいに、消防車も大切にされているんですね。
そして、消防士さんたちがキビキビと訓練に励む姿も描かれていて、いざという時のために、どれだけ真剣に取り組んでいるかが伝わってきます。
消防車も、消防士さんたちも、毎日の点検と訓練なしでは安心してお仕事ができません。
これは、私たちの生活にも通じることですよね。もしものときに備えて、避難経路を確認したり、防災グッズを点検したり…
できることから始めることが大切かも! 子どもたちと一緒に、この絵本を読みながら「防災」について考えてみるのもいいですね