「ジェニーのぼうし」あらすじと感想
5月14日の誕生絵本は『ジェニーのぼうし』です
5月のやわらかな日差し
新緑がきらきらと風に揺れて、なんだかおしゃれをしたくなる季節ですね
そんな今日にぴったりの絵本が、『ジェニーのぼうし』なんです
みなさんは、新しい服やアクセサリーにワクワクしながら届くのを待ったこと、ありませんか?
今日の絵本は、そんな「わくわく」と「ちょっとがっかり」な気持ち、そしてそこから始まる物語がとっても素敵に描かれているんです
作・エスラ・ジャック・キーツ
訳・石津ちひろ好学社2022年
訳・石津ちひろ好学社2022年
あらすじ
ジェニーはおばさんから届く新しい帽子をずっと待っていました
ジェニーはおばさんから届く新しい帽子をずっと待っていました
でも、届いた帽子は想像していた華やかではなく、すごく地味なものでした…
ジェニーはしかたなく、その帽子をかぶって出かけていきます。
街に出ると、色とりどりの、それはそれは素敵な帽子をかぶった人たちがたくさんいました。
ジェニーは、自分の地味なぼうしがなんだか恥ずかしくて、周りの人たちの帽子が気になって仕方ありません。
けれど、物語の最後には、思いがけない展開が待っているんです
その帽子が、ジェニーにとって「特別なもの」へと変わっていく過程がとっても胸を打ちます
感想
このお話を読んで、改めて「自分らしさ」について考えさせられました
私たちも、周りの情報に流されたり、誰かと比べて落ち込んだりすることがあるかもしれません。
SNSを開けば、キラキラした世界が広がっていて、「自分だけが取り残されているのかな?」なんて不安になることもあるかもしれませんね
でも、この絵本はそっと教えてくれます。
「大丈夫だよ、あなたはあなたのままで素晴らしいんだよ」と。地味に見えるものの中にも、キラキラと輝く個性がある。
そして、その個性を大切にすることで、自分らしい幸せを見つけられるんだ、と🥰
もし、あなたが最近「人の目を気にしすぎているかも…」と思ったなら、この絵本がそっと背中を押してくれるかもしれませんよ💖