「なにをたべてきたの?」あらすじと感想
『なにをたべてきたの?』は5月26日の誕生絵本です
食べたものがお腹の色に表れる、という斬新なアイデアがすごくユニーク!
子どもが食べ物に興味を持つきっかけにもなるし、「これは何色になるかな?」と親子で話しながら読み進めるのも楽しいですよ
色彩の変化が楽しく、ページをめくるたびにワクワクしちゃう作品です
文・岸田衿子
絵・長野博一
佼成出版社
1978年
あらすじ
おなかがすいたしろぶたくんが りんご、レモン、メロン、ぶどう と色んな果物をぽいぽい食べていきます。
すると、しろぶたくんのお腹がどんどん色づいていって、とってもきれい
でも……最後に食べたのは、なんと 石鹸!
ページをめくるたびに、どんな色になるのかワクワク
「食べたものが体をつくる」というメッセージを、やさしく、でもユーモラスに伝えてくれる名作です
感想
この絵本を読むと、「食べること」ってただお腹を満たすだけじゃなくて、楽しむことでもあるんだなぁと改めて感じます
食べ物の色や特徴を意識することで、お子さんが食や色に興味を持つきっかけにもなりますよね
さらに、最後の 石鹸のオチ には「食べ物とそうでないものの違い」を楽しく学ぶヒントが!
そして、「自分の中に取り込むものって、すごく大事」ってこと
もちろん、食べ物だけじゃなくて、日々目にする言葉だったり、聴く音楽だったり、話す相手だったり・・・
私たちは知らず知らずのうちに、たくさんの「なにか」を心や体に入れて生きているんですよね
だからこそ、できるだけ自分が心地よくなれるものを選びたい
しろぶたくんのように、カラフルで楽しいもので満たされたいな〜なんて思っちゃいました
見た目がキレイでも、それが自分にとって本当に良いものなのか、ちゃんと見極める力も必要なんだなぁと考えさせられました