「きのうをみつけたい!」あらすじと感想
『きのうをみつけたい!』は5月31日の誕生絵本です
時間の流れについて考えさせられる、ちょっぴり不思議で心温まるお話
誰もが一度は「昨日に戻りたいなぁ」なんて思ったことがあるかもしれません
そんな純粋な気持ちにそっと寄り添う、愛おしい一冊です
作・アリソン・ジェイ
訳・蜂飼耳徳間書店2018年
訳・蜂飼耳徳間書店2018年
あらすじ
昨日は男の子にとって「一番楽しい日」でした
シャボン玉を追いかけたり、アイスクリームを食べたり、大好きなおじいちゃんと手をつないで歩いたり…
そんなかけがえのない一日が終わってしまって、男の子はちょっぴりさみしい気持ちに。
男の子はもう一度昨日に戻りたいけど、戻り方がわかりません
色々考えたけどいい考えが思いつかなかった男の子は、おじいちゃんに聞いてみました
おじいちゃんはどんな答えをくれたのでしょう?
男の子は昨日に戻れたのでしょうか?
それとも、“昨日”との向き合い方を見つけられたのでしょうか…?
時間の流れの大切さ、今という瞬間の輝きを教えてくれる素敵な絵本です
感想
この絵本を読むと、私たちがどれだけ「昨日」や「過去」にこだわって生きているかに気づかされます
「昨日に戻りたい」と思うことは悪いことではないけれど、本当に大切なのは 「今」 なのかもしれません
過去の思い出を大切にしながらも、今を精一杯楽しむことができたら、未来の自分はきっと笑顔になれるはず
おじいちゃんの答えを通して、昨日に戻る方法よりも “昨日を愛しながら今日を生きること” の素晴らしさを学べる一冊です