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「アナトール パリの空をとぶ」あらすじと感想

 

『アナトール パリの空をとぶ』は6月12日の誕生絵本 です

ランス・パリの街を舞台に、小さなねずみアナトールが大空へ飛び立つ夢いっぱいの冒険物語!

大きな凧とともに空を舞うアナトールの背景にはエッフェル塔がそびえ、まるでパリの風を感じるような一枚!

子どもたちの好奇心をくすぐるストーリーと、異国情緒あふれる美しい風景が広がるこの作品は、大人も魅了されること間違いなしです

文・イブ・タイタス
絵・ポール・ガルドン
訳・石津ちひろ好学社

2024年

あらすじ

ねずみのアナトールはある日、大きな凧が落ちているのを見つけました。

アナトールは子どもたちと修理していると、急に強い風が吹いてきて、みんなでパリの大空へ飛ばされてしまいました

 

エッフェル塔を見下ろしながら、パリの街並みをふわりふわり

 

空を舞いながら、アナトールたちは思いがけない出会いや発見をし、素敵な冒険を繰り広げます。 風に乗ってふわりと旅する感覚が味わえる、まさに夢を運ぶような一冊

感想

「空を飛ぶ」って、子どもの頃は憧れだったけど、大人になるといつの間にか「無理」と思い込んでしまいますよね

でもこの絵本を読んで、「思いがけない風が吹くことだってある」と気づかされました

アナトールは、風が吹いた時、怖がるどころか思い切って空に飛び出していきます。

その勇気と柔軟さ、まさに今の私たちにも必要なものかもしれません

 

「もし、想定外の風が吹いてきたらどうする?」
この絵本はそんな問いかけをやさしく届けてくれます

 

何かにしがみついて飛ばされるのも、勇気を出して冒険に変えるのも、自分次第

だからこそ、大人の女性にこそ読んでほしい1冊だなって思いました

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