『りすのヒュータス』あらすじと感想
『りすのヒュータス』は6月15日の誕生絵本です
みなさん、「本当の自分」って、どんな姿をしていますか?
「自分って、変なのかな……」というモヤモヤ、感じることありませんか?
そんなちょっぴり臆病で、自分に自信が持てない子どもたち、あるいは、大人になっても心のどこかで「自分らしさ」を見つけられない私たちに静かに語りかけてくれる絵本です
作・V.H.ドラモンド
訳・やまだしげこ
福音館書店
あらすじ
ヒュータスはミカン色をしたぬいぐるみのリスで、ジュリアン一家と一緒に暮らしています。
ある日、連れて行かれた公園でヒュータスはファンテルという灰色の毛皮のリスと出会いました。
ファンテルに「おまえがリス?!」とバカにされたヒュータスは泣き出していまいました……
ヒュータスは「ぼく、本物のリスじゃないの?」と落ち込みます。
でも、ジュリアン一家はヒュータスを大切に思っているし、ヒュータスにも彼だけの良さがある。
それを見つけるまでの過程がとても心温まるストーリーなんです💖
感想
この物語は、「自分らしさ」に悩むすべての人に寄り添ってくれる一冊です。
誰かに「君は〇〇らしくないね」と言われたこと、ありませんか?
その言葉に傷ついてしまうこともあるけれど、 本当の価値は、他人の言葉ではなく、自分の心が決めるもの 。
「他人の目」に揺れてしまう自分」「こんなんじゃダメかな?」と不安になる心。
そんな気持ちを抱えている人に、この絵本はそっと言ってくれます。
「あなたのままで、だいじょうぶだよ」って🍀
誰かの言葉に傷ついたとき、 自分の中の「ヒュータス」を思い出してください。
ヒュータスのように、「ぼくはぼく」という気持ちを大切にしたいですね