「さけのかけごえ どんどこせ」あらすじと感想
『さけのかけごえ どんどこせ』は6月26日の誕生絵本です
今日ご紹介する絵本を 見てください、
この力強い表紙!
大きなサケが波間を泳ぎ、その後ろには仲間たちの姿も。まるで太鼓の音にあわせて、川をのぼっていくような「どんどこせ、どんどこせ…」というリズムが聞こえてきそうです
自然といのちの営みをダイナミックに描いた一冊です
作・菅原たくや
文化出版局
2016年
あらすじ
サケは川で生まれて海で成長し、再び川に帰ってくる魚として知られています。
川に帰ってくれば人間や動物に食べられてしまう危険もあるのですが、それでもサケはふるさとの川を目指して泳いできます。
大きな波にも負けず、熊や鳥にもおびえず、ただひたすらに「ふるさと」へ。
その旅路は、まるで私たちが自分の原点を思い出すような、そんな感動を呼び起こしてくれます。
その命の営みを「どんどこせ」というかけ声に託して描いた絵本です。
感想
この絵本を読んでいると、命って本当に尊いものだなあ…って改めて感じますよね。
シャケたちが、自分のルーツである川へ必死に戻ろうとする姿は、私たち人間にとっても大切なことを教えてくれている気がするんです。
例えば、自分の目標に向かって頑張ることだったり、困難なことがあっても諦めずに前に進むことだったり…。
そして、子育てをしているママさんたちには特に、この絵本からたくさんのメッセージを受け取れるのではないでしょうか?
子どもたちが健やかに成長していくことの喜びと、その過程で私たち親が与えられることの尊さ。「どんどこせ」という言葉には、未来へ命をつなぐ、力強いエールが込められているように感じます。
絵本を読み終わった後、きっとお子さんと一緒に、命の大切さや、夢に向かって努力することの素晴らしさについて語り合いたくなるはずですよ😊
そして、日々の生活の中で、何かにくじけそうになった時、この絵本を思い出して「どんどこせ!」って心の中で唱えてみてください。
きっと、前に進むための勇気が湧いてくるはずです!小さなことでも、一歩踏み出すきっかけになる、そんな絵本だと思います。