「アンドルーのひみつきち」あらすじと感想
『アンドルーのひみつきち』は7月7日の誕生絵本です
この本、ただの「子どもの遊びの話」ではないんです。
読み終えたあと、自分だけの居場所について、心のなかでそっと考えたくなる。
もしかしたら、子ども時代のあなたが大切にしていた”あの気持ち”を思い出すかもしれません
作・ドリス・バーン
訳・千葉茂樹
岩波書店
2015年
あらすじ
ものづくりが大好きなアンドルーは、いつも作りすぎて、家族に文句を言われています
そこでアンドルーは家出をして、森の中に「自分だけの秘密基地」を作ることにしました
そしたら町の子どもたちが次々に集まってきましたが…
アンドルーの秘密基地は、一体どうなっちゃうんでしょう?
感想
「自分の好きなことに夢中になる」って、大人になると少し恥ずかしくなったり、遠ざけたりしませんか?
アンドルーは、まっすぐに自分の好きなことを信じて行動して、世界を変えていく。
それは「子どもだけの特権」じゃなくて、いまの私たちにも必要なエネルギーだなあって思うんです
誰かに否定されても、誰も理解してくれなくても、自分の「好き」にまっすぐでいるって勇気がいること。
でも、それをやりきったときに、自分だけの「居場所」や「仲間」が見えてくるかもしれません
今日この絵本と出会ったことが、誰かの「作ってみたい」気持ちや「動いてみよう」の後押しになったら嬉しいです