「ちいさないえでのものがたり おかあさん!」あらすじと感想
『ちいさないえでのものがたり おかあさん!』は7月8日の誕生絵本です
この絵本に登場するのは、ちょっぴり怒られてしまった男の子。
小さな「いえで」が、大きな心の旅になる。そんな物語です
作・塚本やすし
冨山房インターナショナル
2019年
あらすじ
お母さんに叱られて、ぼくは家から泣きながら飛び出しました。
走っているうちに転んでしまい、なんだかさびしくなりました。
ぼくは「おかあさん さみしいよー!」と家に向かって走り出しました。
家の前にお母さんが立っていました。
「あっ おかあさんだ! でも しかられるかな?」
そんな、たった数分のできごとが、子どもにとっては長い冒険のように感じられる。
そして、その冒険の終わりに立っているのは、やっぱり「おかあさん」なんです。
子どもが感じる「不安」や「寂しさ」、でもその先にある「安心」の光が、やさしく描かれています
感想
「叱る」って、つい感情的になってしまうけれど、 そのあとに「ちゃんと待ってるよ」「あなたを大切に思ってるよ」って伝えることが、 どれだけ子どもの心を安心させるか…改めて気づかされました。
子育てって、完璧じゃなくていい。 でも、子どもが「帰ってきたくなる場所」でありたいなって思いました
そして、子どもだった自分にも「よくがんばってたね」って声をかけたくなるような、 そんな優しい気持ちになれる絵本です。