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「ベッドのなかはきょうりゅうのくに」あらすじと感想

 

『ベッドのなかはきょうりゅうのくに』は7月9日の誕生絵本です

 

おふとんに入った瞬間、目の前に広がるのは知らない世界。

ぬくぬくしたベッドが、冒険のスタート地点になるなんて素敵すぎる

 

「おやすみなさい」が「いってきます」に変わる瞬間。

本のページをめくるたびに、ちょっぴりドキドキ、でもあったかくて優しい世界が広がります✨

作・まつおかたつひで

童心社

2020年⁡⁡

あらすじ

寝る前にベッドの中に潜ったら、なんとそこは恐竜の世界でした。

ぼくはティラノサウルスに追われて迷子になったランベオサウルスの子・ベオと出会いました。

そして、一緒にベオのお母さんを探す冒険を始めました。

 

「ぼく」は恐竜の森を駆け抜けながら、“ともだち”や“おかあさん”というあたたかい存在の大切さに気づいていくのです

感想

この絵本を読んだあとは、いつもの「おやすみ」が少し特別に思えてくるかもしれません

「ベッドって、ただの寝る場所じゃないのかも…」と、そんな風に感じてくれるお子さまもいるはず。

 

見慣れた布団の中には、まだ知らない世界が待っているのかもしれないと思えば、毎晩がちょっとした“わくわく”に変わります

なぜなら、いつものベッドが、急に冒険の入り口になるから。

そして大人にも響くのが、ベオとの出会いと、“ぼく”のやさしさ。 困っている誰かに手を差し伸べる気持ち。

一緒に探し、一緒に心配し、一緒に笑う…その連なりが、絵本の中で自然と流れていて、読んでいる私たちにもそっと「思いやる心」を差し出してくれるのです

 

子どもと一緒に読むことで、お互いのことをもっと知れたり、感じ合えたりするかもしれませんね

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