「おばけマンション」あらすじと感想
『おばけマンション』は7月30日の誕生絵本です!
⠀ちょっぴり不気味で、ちょっぴり怖くて、だけど楽しい世界が広がる、でもとってもユーモアたっぷりのおばけたちが登場する絵本です
絵もセリフもとても細かく描かれていて、どのページをめくっても発見がいっぱい
子どもだけでなく、大人も思わずクスッと笑ってしまうような仕掛けがたくさんあって、読むたびに新しい楽しさに出会える絵本です。
文・鈴木翼
絵・村上康成
世界文化社
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2016年⠀
あらすじ
『おばけマンション』は、その名の通り、ちょっと変わった個性豊かなおばけたちが住んでいるマンションが舞台。
入れ歯がうまくはまらないドラキュラ、包帯が足りなくて困っちゃうミイラ男、そして、なぜかいつもバラバラになっちゃうがいこつたち。
そんなおばけマンションに、ある日、2人の子どもたちがやってきます。
彼らが訪れたのは、なんと魔女の部屋!
一体、子どもたちは何をしにきたのでしょう?
そして、おばけたちとの出会いは、どんな展開を巻き起こすのでしょうか?
感想⠀
この絵本を読んで感じたのは、「こわい」と思っていたものも、知れば知るほど「おもしろい」や「かわいい」に変わっていくということ
登場するおばけたちは、どこか人間くさくて、どこかさみしがり屋で…
「入れ歯がうまくはまらないドラキュラ」や「包帯が足りなくて困っているミイラ男」なんて、聞くだけでちょっと笑っちゃいますよね
怖がるより、まずは知ってみる。
その一歩が、世界をもっと楽しく、やさしくしてくれる気がします
また、子どもたちの勇気ある行動も印象的でした。
怖いとされているおばけの住むマンションへ、好奇心と勇気を持って足を踏み入れる姿は、私たち大人にとっても学ぶべき点がありますよね。
新しいことに挑戦すること、未知の世界に飛び込むことの楽しさを、この絵本は教えてくれる気がします。
お子さんと一緒に読むことで、きっとたくさんの会話が生まれるはずですよ。
「もし自分がこの子たちだったらどうする?」「どんなおばけに会いたい?」なんて、想像を膨らませてみるのも楽しいですよね