「ひょうたんとかえる」あらすじと感想
『ひょうたんとかえる』は8月11日の誕生絵本です
この作品は、自然の中の小さな冒険者たちが繰り広げるストーリーが特徴。
池の中で繰り広げられるユニークで楽しい瞬間が、ページをめくるたびに読者の心をつかむこと間違いなしです
文・西条八十
絵・殿内真帆
鈴木出版
2020年
あらすじ
物語の舞台は、ある静かな池。
そこに、どこからか流れ着いたひょうたんが、ぷかぷかと気持ちよさそうに浮かんでいました。
そこに一匹のかえるが、ピョーンと飛び乗ってきます
かえるの重さでちょっとだけ沈んでは、またぷかりと浮かび上がるひょうたん。
ゆらゆら揺れるひょうたんに乗って、かえるは池の中を楽しく進んでいきます。
「ぼっくりこ」と「げっこりこ」のリズミカルなオノマトペのくり返しと、ユーモアあふれるイラストが絶妙にマッチした絵本です。
感想
この絵本を初めて読んだ時、私は「なんて自由で、なんて楽しい世界なんだろう!」って心が弾みました。
ひょうたんとかえるは、ただ水の上にいるだけ。
浮力や重力、そして物の動きという物理の法則がそこにあるだけ。
だけど、その瞬間の「楽しい!」っていう気持ちが、絵本全体から溢れ出てくるんです。
かえるはひょうたんに乗っかっているだけ、ひょうたんはかえるを乗せているだけ。
でも、お互いの存在があるから、いつもの池が、探検の舞台になる。
私たちの毎日も、もしかしたらこれと同じなのかもしれません。
何か特別なことをしなくても、誰かと一緒にいるだけで、いつもの景色が違って見えることってありますよね。
友達とのおしゃべり、家族との夕食、恋人との何気ない散歩。それ自体は特別な出来事じゃないけれど、そこに「誰か」がいるから、とびきり楽しい時間になる。
この絵本は、そんな当たり前の幸せを思い出させてくれるんです。
この絵本を読んだ後は、いつもの通勤路にある木々や、道端に咲く小さな花に目を向けてみたり、近くの公園を散歩してみたり、ちょっとだけ日常に変化を加えてみるのがおすすめです。
もしかしたら、あなただけの「ぼっくりこ」「げっこりこ」が見つかるかもしれませんよ