「はせがわくん きらいや」あらすじと感想
『はせがわくんきらいや』は8月15日の誕生絵本です
表紙の色合いはどこか懐かしく、ページをめくるたびに、教室のざわめきや、夏の午後の光がよみがえるような気がします
この絵本は、ただの「友情もの」ではありません。
もっと深く、もっと複雑な「人との関わり方」を描いています。
そして何より、作者自身の実体験が込められているからこそ、言葉のひとつひとつが胸に刺さる絵本です。
作・長谷川集平
復刊ドットコム
2003年
あらすじ
ぼくのクラスメイトの長谷川くんはやせっぽっちですぐ泣くし、クラスの嫌われ者。
「長谷川くん 大丈夫か」
「長谷川くん 嫌いや」
そんなふうに、クラスの中で浮いてしまっている長谷川くん。
でも実は長谷川くんは…
乳児の時にヒ素ミルクを飲んだ著者が実体験を元にした絵本です。
感想
「嫌い」という言葉の重さを考え直しました。
何気なく口にするその一言が、誰かの心にどれだけ深く残るのか。
そして、見た目や振る舞いだけで人を判断してしまうことの危うさ。
長谷川くんのような存在は、どのクラスにも、どの職場にも、どの社会にもいるかもしれません。
でも、その「違い」を受け入れることができたら、世界はもっとやさしくなる。
そんな希望を、この絵本はそっと教えてくれます