2007年
なめとこ山で熊捕りの名人・淵沢小十郎は熊を捕っては家族を養っていました。
口ぐせは、「憎くて殺したのでねえんだぞ。この次には熊なんぞに生れなよ。」
ところが、ある日なぜか熊の言葉がわかるようになり、小十郎のなかで熊への愛情が高まってくるのでした。
2008年
いつも村の人たちの家を建てている大工のおじいさんが自分の家を建てることにしました。
木を切り倒してトントンやっていると小さな子どものトナカイがやってきて、2人は仲良しになりました。
それから、クリスマスイブになり、おじいさんの家が完成し、手伝ってくれた村の人たちがお祝いに駆けつけました。
すると、おじいさんから「びっくりプレゼント」のサプライズが!
みんなぞろぞろ雪の森の中に出かけます。
はたして、おじいさんのびっくりプレゼントは何だったのでしょうか?
2012年
セロを弾くのがへたくそでいつも楽団の楽長に怒られているゴーシュのもとに毎晩動物たちが訪ねてきます。
最初は動物たちをうっとうしく思っていたゴーシュでしたが、一緒に練習をしているとどんどんセロを弾くのが楽しくなってきました。
そしていよいよ楽団の公演が始まりました・・・
赤い手長の蜘蛛と、銀いろのなめくじと、顔を洗ったことのない狸が洞熊学校に入学しました。
そこで何を学び、どのような未来が待っているのでしょう??
2013年
おつきさんが帽子屋さんに帽子を作ってほしいとお願いしました。
でも帽子屋のおじいさんもおつきさんに合う大きな帽子は作ったことがありません。
それでもいつも夜空を明るく照らしてくれるおつきさんのために、おじいさんは知恵をしぼってとびきりの帽子を作ってあげることにしました。
2017年
いるかどうかもわからない。
もし、いるなら家に幸せを運んでくれる不思議な子ども。
この不思議で少し寂しいざしき童子のお話を4つ、語り部口調で書かれています。