よくある質問 Q&A
「誕生絵本」はどのように決めているんですか?
絵本の「初版日」を基準としています。
初版日は絵本の裏表紙(または表表紙などにも)に以下のように書かれています。
これは著者・発行日・出版社・印刷会社などの情報が含まれている「奥付」と呼ばれているものです。
この中で「初版」もしくは「第一刷発行」の日付を「誕生絵本の日付」としています。
絵本によっては「初版」もしくは「第一刷」となっていますが、違いは何ですか?
「初版(しょはん)」と「第一刷(だいいちずり、だいいっさつ)」は言い方が違うだけで、どちらも「初めて出版した日」という意味です。
一般的に絵本が売れるにつれて、「○刷」の〇の数字が大きくなっていきます。
なお、出版されたものの内容に不適切な箇所や誤りがあって修正し、改めて出版する場合「第2版」などと表記されます。
どちらにしても「数字の1」が表記されていれば初回に出版されたものとなるわけです。
ちなみに古い絵本などは著作権の関係や出版社の倒産などの理由から、別の出版社から改めて発売されたりすることもあります。
「誕生絵本」ではあくまで対象の絵本の奥付の日付をもとにしていますので、同じ絵本でも誕生日が違うということがあるのです。
どうして「絵本」なんですか?
以下の理由です
- 絵本は大人も子どもも共通して楽しめるものだから
- 一度は絵本を手にした経験が誰にでもあるから
- 絵本にこそ人生に大切なことがたくさん詰まっているから
- 文字だけの本とは違い、読みやすくビジュアルもいい。飾っていても絵になるしプレゼントとしても喜ばれるから
- 私が絵本が大好きだから!(笑)
「誕生絵本」の日付がが書店に置かれた日、または出版社のホームページなどに載っている発売日と違うことがあるのはどうしてですか?
書店業界の独特のルールによるものです。
>例えば先の『あるかしら書店』の発行会社であるポプラ社ではこのように表記されています。
このように日付が違うのは、販売店に届いた日が異なるからです。
本の発売日に関しては共通のルールが存在しません。それぞれの出版社や書店などの販売元のさじ加減です。(Amazonなどのネット販売では実際に売られた日を発売日としていることが多いようです。)
地方などは東京のような都市圏と比べて2~3日くらい遅れることがあるので、発売日は当然変わってきますよね。
他の理由として、本は3ヶ月売れ残ると出版社へ返品する決まりになっています。その際、奥付の日から判断することが多いので、出版社としては少しでも返品されることを避けたい。(もしかしたら1日の違いで売れるかもしれませんからね)
なので、わざと奥付の日付を後の方にしたり月表示だけのものもあります。奥付の日付は自由につけられるので半年でも一年先でも大丈夫。ただし、あまりに長いと読者も「ん?」となりますから、長くても1ヶ月ほどではないでしょうか?
それ以外にも、印刷や製本、検品作業など予期せぬトラブルが発生することも考慮して、やはり遅めの発売日を設定することが多いようです。
このように発売日がはっきりしない状態なので、実際に絵本に書かれている奥付を1冊1冊目で見て確かめて載せています。