「100まんびきのねこ」あらすじと感想
『100まんびきのねこ』月1日に初版が発売された、クラシックなロングセラーで今なお愛される絵本です.
作・ワンダ・ガアグ
訳・石井桃子
福音館書店
1961年
あらすじ
おじいさんとおばあさんが二人きりでは寂しいので、ネコを飼うことにしました。
ネコを探しに出かけたおじいさんがたどり着いたのは「百ひきのねこ、千びきのねこ、百万びき、1億、1兆ひきのねこ」であふれた丘。
「どれが一番なんて決められない!」とおじいさんは結局100万匹のネコを連れて帰ってきました。
でもそんなにたくさんのネコを飼うことはできません。
そこでおじいさんとおばあさんがとった方法とは・・・
残酷な描写もありますが、欲張りすぎないことや、本当に大切なものを見極めることの大切さを教えてくれます。
感想
絵本「100まんびきのねこ」から、私たちは自分の欲望や欲張りすぎることの危険性について考えさせられます。
おじいさんがネコを選べずに全部連れて帰ってくる姿は、モノがあふれる現代社会での、選択や決定をする難しさを物語っているのかもしれません。
しかし、最後におじいさんとおばあさんが本当に大切なことに気づく場面は、欲張りすぎず、自分にとって本当に大切なものを見つけることが幸せになれることを教えてくれているのかもしれませんね.