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「とけいのあおくん」あらすじと感想

3月10日の誕生絵本は「とけいのあおくん」です。

みなさんは、小さい頃、お気に入りの時計️ってありましたか?

お気に入りの時計はただ時間を教えてくれるだけでなく、友達のようななんだか心のよりどころになるような、そんな特別な存在ではなかったですか?

そんな時計の気持ちになって描かれた、とっても愛らしいお話なんです。

文・エリザベス・ロバーツ
絵・殿内真帆
訳・灰島かり

福音館書店

2014年⁡

あらすじ 

あおくんは時計屋さんに置いてある小さな青い目覚まし時計です。

 

ある日、ある男の子があおくんを買って、お父さんにプレゼントしました。

お父さんはさっそくあおくんを7時にセットしました。

 

あおくんは生まれて初めて、自分1人でベルを鳴らせるかどうか心配でドキドキが止まりません・・・

 

「僕はちゃんとベルを鳴らせるのかな?ちゃんと時間を知らせることができるのかな?」

 

そして、ついに運命の朝7時…。

あおくんはうまくベルを鳴らすことができたのでしょうか?

 

感想

このお話を読んでいると、まるで自分があおくんになったような気持ちになって、初めての挑戦をしたときのドキドキや不安がリアルに伝わってきました。

 

みなさんは、初めてのことに挑戦した時、どんな気持ちでしたか?

ドキドキ、ワクワク、それとも不安?

どんな気持ちだったとしても、一生懸命頑張った経験は、きっと今の自分に繋がっているはず。

 

 勇気を出して挑戦することで、新しい自信が生まれるんです。

 

もちろん大人になっても、初めてのことに挑戦するときは緊張するもの。

でもその一歩を踏み出すことで、昨日よりちょっと成長した自分になれるんですよね。

 

お子さんにも「ドキドキするのは頑張ってる証拠だよ」と伝えてあげたくなる、そんな優しいお話です。

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