「せかいでいちばん手がかかるゾウ」あらすじと感想
『せかいでいちばん手がかかるゾウ』は4月8日の誕生絵本です。
この絵本は、東京にある小さな動物園「井の頭自然文化園」の実在するゾウ、はな子を題材にした心温まるストーリーです。
はな子は、日本一のおばあさんゾウと呼ばれています。
そして、なんと日本一手がかかるゾウでもあるんです!
その理由や、はな子と飼育員さんの絆が描かれたこの絵本は、親子で読める感動の一冊です🐘💖
絵・北村直子教育評論社
2014年
あらすじ
東京にある小さな動物園、井の頭自然文化園のゾウ、はな子は日本一のおばあさんです。
そして、はな子は日本一手がかかるゾウといわれています。
その理由は……誰よりも人との絆を深く求めるゾウだからなんです。
気分屋さんな一面もあって、ご飯をなかなか食べてくれなかったり、お散歩に行きたがらなかったり…飼育員さんたちは、毎日はな子のために、あれこれ工夫しながらお世話をしているんです。
絵本の中では、飼育員さんたちとの心温まる交流が描かれており、「愛」や「思いやり」の大切さを感じる物語です💕
あらすじ
この絵本を読んでいると、なんだか自分の身の回りの大切な人たちのことを考えさせられます
家族、友人、恋人…時には「手がかかるな」と感じることもあるかもしれません。
自分の思い通りにならないことも多いですよね。
でも、手がかかるということは、それだけ誰かに必要とされている証拠なのかもしれません。
もしかしたら、その人には他の誰にもない魅力や、特別な才能が隠されているのかもしれません。
そして、その“手をかける時間”こそが、愛情であり、信頼の積み重ねなのではないでしょうか。
だからこそ、周りの人たちに少しだけ優しくできるような、温かい気持ちが心に広がります。
この絵本に出てくる飼育員さんたちのように、相手の個性や気持ちを受け止め、根気強く向き合うことの大切さを、はな子がそっと教えてくれるような気がします。
もし、今、身近な誰かのことで悩んでいる人がいたら、ぜひこの絵本を手に取ってみてほしいです。
きっと、心がふっと軽くなるような、そんな優しいメッセージを受け取れるはずです。