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「としょかんライオン」あらすじと感想

『としょかんライオン』は4月20日の誕生絵本です。

表紙のやさしいライオンの表情が目を引き、ページをめくるたびにその魅力に引き込まれます。

子どもたちに道徳の大切さや、思いやりの心をそっと教えてくれる素敵なお話です。

文・ミシェル・ヌードセン
絵・ケビン・ホークス
訳・福本友美子岩崎書店

2007年⁡⁡

あらすじ

 

図書館は決まりを守っていれば、誰でも入ることができます。

たとえそれがライオンであっても・・・

 

ある日、本当に図書館に大きなライオンがやってきます。

最初はみんなビックリ!

でも、ライオンはとってもお行儀がよくて、読み聞かせの時間にはじっと座って静かに聞いているし、お掃除を手伝ったり、本を返すのをサポートしてくれたりと、 図書館の人気者になっていきます。

でも、ある日、大切な人が困っているのを見てしまったライオンは、図書館の“ある決まり”を破ってしまいます。

 

決まりを守ることは大切だけど、それ以上に大切なこともある。

そんなメッセージが静かに、けれどしっかりと心に残るお話ですよ。

感想

この絵本を読んで感じたのは、「決まりを守ること」と「人の気持ちを思いやること」のバランスがどれだけ大切かということです。

「ルール」はわたしたちが心地よく過ごすためにあるけれど、時には“誰かを思いやる気持ち”がそのルールを超えることもある

 

そんな時には、決まりを破ってでも手を差し伸べる勇気が必要な場面があることをライオンの行動が教えてくれました。

 

ライオンが「誰かのために勇気を出した瞬間」、まわりのみんながその意味をちゃんと受けとめてくれるシーンが、もう本当にやさしくて泣きそうになります。

そしてそれは、「優しさ」って伝わるんだ、って小さな子にも、大人にも伝えてくれるような気がしました。

 

読んだ後、自分の日常で「本当に今すべき大切なことは何か」を考える時間を作るきっかけになりました。

例えば、誰かが困っていたら、決まりや常識にとらわれず、手を差し伸べられる自分でありたいなと思わせてくれる一冊です。

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