「時計つくりのジョニー」あらすじと感想
『時計つくりのジョニー』は 6月1日の誕生絵本です
ものづくりが大好きな男の子ジョニーが、大人に「そんなの無理だ」と笑われながらも、夢を諦めずに挑戦するお話。
彼の粘り強さと勇気が、読む人の心を強くしてくれます
ページをめくるたびに、昔ながらの懐かしいヨーロッパの街並みや、手作りの温かさ、そして子どもの”まっすぐな夢”がしみじみと伝わってきて……
絵のタッチもとてもやさしくて、手描きの線からは、まるでお話の世界にそっと招かれるような、そんな安心感があります
子どもたちに「夢を持つことの大切さ」を伝えるのにピッタリの一冊なので、ぜひチェックしてみてくださいね
訳・あべきみここぐま社
1998年
あらすじ
ジョニーはものづくりが大好きな男の子。
小さなころからネジや歯車、木や金属のパーツを組み合わせて、いろんなものを作るのが得意だったジョニーは、ある日、とっても大きな夢を抱きます。
それは──「本物の大時計を作りたい!」ということ
でも、周りの大人たちは「そんなことできっこない」と笑ってバカにします
それでもただひとり、ジョニーを信じて応援してくれたスザンナを除いては・・・
はたしてジョニーの大時計は完成するのでしょうか?
夢と努力、そして信じてくれる存在のありがたさを教えてくれる、じんわり心にしみるお話
感想
この絵本を読んだ後、「自分の夢を信じていいんだ!」って思えます
私たちも、誰かに「そんなの無理だよ」と言われた経験、ありますよね。でも、ジョニーのように諦めずに続けたら、いつかその夢は現実になるかもしれない
そして、「信じてくれる人がひとりでもいれば、人は前に進める」ということも感じました。
子どもが何かに夢中になる姿って、とってもまっすぐで美しいのに、大人はつい「現実的」に考えてしまうもの。
でも、スザンナのように、「やってみようよ」と背中を押してくれる存在がいるだけで、心の炎は消えずに燃え続けられるんですね
スザンナのように、夢を持つ人を応援できる存在になれたら素敵ですね
ジョニーのコツコツと積み重ねる姿にも、ものづくりへの情熱にも、スザンナの存在にも「信じる力って、こんなにも強いんだ」と改めて気づかされました。