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「はりねずみのおいしゃさん」あらすじと感想

『はりねずみのおいしゃさん』は6月5日の誕生絵本です

 

この本に出てくるのは、トゲトゲだけどおだやかで優しいお医者さんのはりねずみ先生と、
凛としていてどこかお母さんのような安心感をくれる白鳥さん

お医者さんと聞くとちょっとドキドキしちゃう子どももいるかもしれませんがこの絵本を
読んでいるうちに、自分まで森の病院で診察を受けているような…

そんな不思議な安心感があるんです

作・ふくざわゆみこ

世界文化社
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2018年⁡⁡

あらすじ

森の病院にいるのは、名医のはりねずみ先生と受付係の白鳥さん。 はりねずみ先生のもとには毎日たくさんの患者さんがやってきます。

 

風邪をひいた小さなうさぎさん、お腹が痛いたぬきくん、そして…ちょっとおっちょこちょいなキツネくん!?

それぞれの動物がどんなふうに診察を受けるのか、読んでいるとまるで森の病院に訪れたような気分になります

 

はりねずみ先生の温かい言葉と、白鳥さんの優雅な対応に、どの患者さんも安心して診察を受けることができます

さて、今日はどんな患者さんが来るのでしょうか??

 

病気になってしまったときの不安が、この絵本を読むことでほんの少し軽くなるかもしれませんね

感想

 

この絵本を読んで、ふと思ったのは「やさしさって、すごい力だなぁ」ということ

病院って、ちょっと緊張したり不安になったりする場所でもあるけど、この森の病院には“あたたかさ”が流れていて、患者さんたちが帰るときには、心まで元気になっているんです

 

私たちの日常でも、ちょっとした「大丈夫?」「ゆっくり休んでね」って言葉に救われることってありますよね

人にやさしくすると、自分もやさしい気持ちになれる。
そのやさしさの連鎖を、もっと広げていきたいなぁって思いました

 

そしてこの絵本を読んだあとは、なんだか「誰かにやさしくしたいな」「話を聞いてあげたいな」って心がぽかぽかしてくるんです

 

こどもにも大人にも、すべての人に読んでほしい、心のビタミンみたいな1冊です

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