「ともだちのやくそく」あらすじと感想
「ともだちのやくそく」は1月31日の誕生絵本です。
この絵本は、友達同士の約束や思いやりの大切さを描いており、子供たちだけでなくかつての子どもにも響く内容です。
絵本の温かみのあるイラストと、キャラクターたちの愛らしい表情が、ページをめくるたびに心を癒してくれます。
文・中川ひろたか
絵・ひろかわさえこ
アリス館
2018年
あらすじ
この絵本の主人公は、うさぎのウーとワニのカイ。
カイは、ウーにどうしても会いたくて、ドキドキしながら手紙を書くことにしました。
「第一希望日、第二希望日、第三希望日…」「これならウーに会えるかな?」
そんな風に日程を調整しながら、ウーに会える日を心待ちにするカイの姿に、思わず胸がキュンとしちゃいます💕
淡い恋心に戸惑いながらも一生懸命なカイ。
その純粋な気持ちが伝わってくるシーンの数々がとても愛おしい一冊です。
感想
カイの純粋な気持ちから、子どものときの純粋に「会いたい」という気持ちを思い出しました。
大人になると会うのは、仕事関係など何かと利害関係のつきあいになりがちではないですか?
でも、子どもの頃の友達は大人になった今会っても、やはりあの頃のままなんです。
私も高校の同級生に30年ぶりに再会しましたが、会った瞬間高校時代に戻ったような気がしましたし。
現代社会では、SNSなどで簡単に人と繋がれるようになりましたが、相手のことを本当に想う気持ち、丁寧に伝える気持ち、というのは、もしかしたら少し薄れてきているのかもしれません。
だからこそ、この絵本を通して、大切な人に手紙を書くこと、言葉を丁寧に選ぶこと、相手を想うことの大切さを、改めて教えてもらった気がします。
これを機に、久しぶりに大切な友達や家族に「会いたいな」と伝えてみませんか?🌼